徳道上人は奈良時代の僧で、大和国長谷寺の開山に関わったと伝えられる人物である。伝承によれば、冥界にて閻魔大王から三十三の観音霊場を巡拝するよう託宣を受け、これが後の西国三十三所観音巡礼の起源になったとされる。ただし当時は巡礼として広く定着せず、後世に花山法皇によって再興されたと伝えられており、これらの説話は歴史的事実として確定しているわけではない。
法起院