九品阿弥陀如来は、極楽往生の際に衆生の生前の行いや信仰の深さに応じて九つの階位(上品上生から下品下生まで)に分けられるとする浄土教の教えに基づき、阿弥陀如来がそれぞれの品位に応じた異なる印相(手の形)を示す姿として表現されたものである。この九品往生の思想は『観無量寿経』に説かれており、日本では平安時代以降、阿弥陀如来像や九体阿弥陀堂などの造形・建築に反映され、死後の供養や追善の場でも広く信仰の対象とされてきた。浄瑠璃寺の九体阿弥陀像などが代表例として知られている。
九品仏浄真寺