延命観音は、観音菩薩(観世音菩薩)の変化身の一つとされ、その名の通り「延命」すなわち命を延ばし、健康長寿を助ける存在として信仰されてきました。日本各地の寺院や石仏に祀られ、特に安産や子育てに関わる祈願の対象としても知られていますが、これは民間信仰や地域の伝承に基づくものであり、経典上の位置づけは必ずしも一様ではありません。観音信仰全体に見られる慈悲と救済の性質を受け継ぐ尊格として理解されています。
楽法寺(雨引観音)